井上尚弥快勝のWBSS、第2節に“11秒KO男”テテ登場 計量余裕のパス

 「ボクシング・WBSS1回戦、WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(13日、エカテリンブルク)

 高額賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」バンタム級1回戦の公式計量が12日、ロシア・エカテリンブルクで行われ、WBO世界同級王者のゾラニ・テテ(30)=南アフリカ=はリミットを700グラム下回る52・8キロ、挑戦者のミーシャ・アロイヤン(30)=ロシア=は300グラムアンダーの53・2キロでともに余裕でクリアした。

 WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の鮮烈な1回KO勝利で開幕したWBSS・シーズン2の第2節はロシアで開催される。WBO王座3度目の防衛戦となるテテは、昨年11月の初防衛戦で、世界戦史上最速KOタイムとなる11秒KO勝ちした強打者。挑戦者のアロイヤンは今回がプロ5戦目だが、豊富なアマキャリアを誇る。2012年ロンドン五輪のフライ級で銅メダル、16年リオ五輪でもフライ級で銀メダルを獲得したが、ドーピングが発覚して失格となっている。

 勝者は11月3日にグラスゴーで開催するライアン・バーネット(英国)とノニト・ドネア(フィリピン)の勝者と準決勝で対戦する。準決勝進出を決めている井上は、今月20日開催のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とジェイソン・モロニー(オーストラリア)の勝者と戦う。

 同時開催されるクルーザー級1回戦でも、IBF指名挑戦者のルシアン・ファイファー(ロシア)が89・55キロ、アンドリュー・タビチ(米国)が90・4キロで一発クリアした。

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