近藤が世界ジュニアV1!挑戦者に岩本指名「お前は全日本に入団して浮かれている」

 「プロレス・全日本」(10日、後楽園ホール)

 世界ジュニアヘビー級選手権試合はWRESTLE-1から参戦している王者の近藤修司が佐藤光留の挑戦を退けて初防衛に成功した。

 近藤はサポーターを施した右ヒジを光留に蹴りと関節技で徹底攻撃されて追い込まれるが、持ち前のパワー殺法で応戦。最後は左右のラリアット、キングコングラリアットをたたみ掛けてねじ伏せた。

 試合後、近藤は右ヒジのじん帯が伸びていることを明かしながら、「世界ジュニアと思ったら、そんな言い訳ができないくらい重いベルト」と気合のコメント。「オレが全日本に上がって、次、世界ジュニアを任せたい、自覚を持って巻かなきゃいけない人間がいるんだよ。分かるか。お前らが一言目で迷わず言える岩本、自覚を持ってやらなきゃいけないんだよ」と、前王者の岩本煌史を挑戦者に指名した。

 続けて、「オレにベルトを取られて、もしかしたら、それはそれで良かったと思ってるかも知れない。でも、全日本プロレスファン、世界ジュニアに期待してるお客さんは、絶対それじゃダメなんだよ」と指摘。「全日本のために、アイツの若い面を吸い取るんだよ。取られた相手にリマッチして取れない。それが次の成長につながるんだ。お前は全日本に入団して浮かれてんじゃねえか。もっと苦労したレスラーがいる。海外でお金がない、物も食えない。そんな人間としてのキャリアがお前のどこにあるんだ。そういう経験を積むんだよ。将来の全日本のジュニアをしょって立つアイツに教えたい」と、名古屋のインディー団体スポルティーバから全日本入りを果たした岩本に厳しいメッセージを送った。

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