亀田和毅、Sバンタムで2階級制覇挑戦「亀田家が日本で大復活」

 ボクシングの協栄ジムは10日、都内で会見を開き、元WBO世界バンタム級王者で現WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27)=協栄=が11月12日に東京・後楽園ホールで同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=と同級暫定王座決定戦を行うと発表した。

 和毅は15年9月にジェイミー・マクドネル(英国)に敗れて以来の世界戦で、勝てば長兄の興毅、次兄の大毅に続く世界初の3兄弟世界2階級制覇となり、「いよいよ来たチャンス。きっちり勝って2階級制覇したい。モチベーションを維持するのも難しくなったところで、このチャンスをもらってホッとした」と意欲十分。相手のメディナは19勝(10KO)3敗2分の戦績を残す現欧州同級王者の強敵だが、「自分からプレッシャーをかけて、得意のスピードにパワーも付いてきてるから倒せる」と自信を示した。

 興行をプロデュースする興毅も「決まったことにホッとしている」と安どの表情。亀田家としても約3年半ぶりの世界王座奪回のチャンスで、「亀田家が日本で大復活。強いボクシングをして、亀田家ここにありを見せてくれるのを楽しみにしている」と期待した。

 また、JBCの安河内剛本部事務局長はこの暫定王座について、「WBCの総会でも確認し、WBC会長から正式な報告もあった。JBCとしても正式な暫定王座戦として扱う」と説明した。

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