開幕戦は王者レリクが判定勝ち 尚弥も登場!WBSS横浜で開幕

 5回、キリル・レリクがパンチを出す。左はエドゥアルド・トロヤノフスキー(撮影・堀内翔)
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 「ボクシング・WBSS1回戦、WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ」(7日、横浜アリーナ)

 高額賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」シーズン2が開幕し、スーパーライト級では、WBA世界同級王者のキリル・レリク(28)=ベラルーシ=が3-0の判定で、1位エドゥアルド・トロヤノフスキー(38)=ロシア=に勝利。3月の決定戦でランセス・バルテレミ(キューバ)に判定勝ちして獲得した王座の初防衛に成功した。

 “Mad Bee(狂った蜂)”の愛称を持つ王者は、序盤にジャブで主導権を握る。元IBF王者でもある挑戦者の終盤の反撃にも屈することはなかった。初戦を突破したレリクは「KOを狙いすぎたのが、長くなってしまった要因。これには満足していません。なかなかダウンを取れなかった」と振り返った。

 敗れたトロヤノフスキーは「12ラウンド戦い抜いたのは実は初めてです。特にタイトルマッチでこれだけ長い試合をできたことは自分にとっては満足していますし、試合をしてくれたキリル選手、ありがとうございました」と語った。

 レリクの通算戦績は25戦23勝(19KO)2敗。トロヤノフスキーは29戦27勝(24KO)2敗。

 WBSSはドイツのプロモーターであるカレ・ザワーランド氏らが仕掛けた賞金トーナメント。シーズン1として2017年9月にスーパーミドル級とクルーザー級で開幕した。主要団体王者ら各階級8人が参戦し、約1年をかけて1回戦、準決勝、決勝を戦い、団体の垣根を越えて階級トップを決める。初回は賞金総額5000万ドル(55億円)。優勝者にはモハメド・アリ・トロフィーとともに賞金1000万ドル(11億円)が贈られるということでも話題を呼んだ。

 そしてシーズン2ではバンタム級、スーパーフェザー級、クルーザー級で開催。WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が日本戦選手として初めて出場する。大会は横浜で開幕し、今後6週に渡り、1回戦が実施される。

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