田中恒成、世界最速タイ12戦目で3階級制覇 壮絶打撃戦!木村に2-0判定勝ち

 WBOフライ級タイトルマッチで判定勝ちした田中恒成。世界3階級制覇を達成した=24日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナ
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 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(24日、武田テバオーシャンアリーナ)

 同級1位の挑戦者・田中恒成(23)=畑中=が2-0(114-114、115-113、116-112)の判定で王者・木村翔(29)=青木=を破り、3階級制覇を達成した。

 12戦目での3階級制覇はWBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と並ぶ世界最速タイ記録。日本ジム所属選手の3階級制覇は亀田興毅(亀田)、井岡一翔(井岡)、ホルヘ・リナレス(帝拳・ベネズエラ)、八重樫東(大橋)、長谷川穂積(真正)、井上尚弥(大橋)に続き7人目。

 初回から激しい打ち合いとなった試合は、2回に田中が左フックを決めてペースを握る。木村も驚異的なタフネスとスタミナで抵抗するが、田中が自分の距離でリズム良くパンチを当てた。

 フルラウンドにわたって繰り広げられた壮絶な打撃戦を制した新王者は、リング上から地元名古屋の応援団に向かって「木村チャンピオンに最高の拍手を送ってください」と呼びかけ「すごいチャンピオンでした」と実力を認め合った。

 田中の通算戦績は12戦12勝(7KO)。木村は通算戦績は21戦17勝(10KO)2敗2分け。

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