「プロレス・全日本」（１７日、後楽園ホール）

　１６人参加のシングルトーナメント「王道トーナメント」１回戦が行われ、ジェイク・リーが元三冠ヘビー級王者の秋山準からシングル戦初勝利となる金星を挙げて２回戦へ進出した。

　リーは秋山のジャンピングニーバットなどの厳しいヒザ蹴りに圧倒されたものの耐え抜き、最後は自身の得意技であるニーリフトのジャイアントキリングを連発して３カウントを奪った。

　前哨戦からヒザ蹴りで苦しめられた秋山からの金星に「試合内容はまだまだだけど、秋山さんの覚悟を、オレも少しは助けられるんじゃないかと。ずっとあの人と前哨戦で会話をしている感じがして。『もうちょっとお前こうしろよ』とか。地をはってばかりだったけど、自分が認められていく過程というか。すげえうれしかったし、自信にもつながった」と手応え。２回戦の宮原健斗戦へ「アンタを倒して、オレがもっと盛り上げる。絶対に戦うべき相手だし、ここでオレが行かないと。あの人はずっと１人で戦っている気がするから。いろんなことと。自分のためにも、あの人のためにも、ここでオレが行かなきゃ」と闘志を燃やした。