ボクシング、井上拓が判定勝ち WBC指名挑戦者決定戦

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級の指名挑戦者決定戦12回戦が11日、東京・後楽園ホールで行われ、同級10位で22歳の井上拓真(大橋)が同級3位で29歳のマーク・ジョン・ヤップ(六島)を3-0の判定で下した。現在は空位のWBC同級王座への挑戦権を得た。

 井上拓は左フックなどカウンターで前半は有効打を重ねた。5回にダウンを奪取し、ポイントで逃げ切った。戦績は12戦全勝(3KO)。

 世界3階級制覇を達成した世界ボクシング協会(WBA)同級王者の井上尚弥(大橋)を兄に持ち、兄弟同時世界王者へ前進した。

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