「プロレス・ＴＡＫＡＹＡＭＡＮＩＡ」（３１日、後楽園ホール）

　１７年５月の試合で頸髄完全損傷の重傷を負い、リハビリ中の高山善廣（５１）を支援する大会が行われ、団体の枠を越えて多数の選手が参戦した。大会の途中にはスタン・ハンセン氏、天龍源一郎氏、高田延彦氏らのビデオメッセージが流され、前田日明氏がリングに上がって高山の復活を願うメッセージを送った。

　前田氏は「高山の頸髄損傷を聞いたときは本当に驚きました。彼は小さい子どももいたりして、これからのことを考えると、自分のことのように真っ暗になったりもしました」と、沈痛な思いになっていたことを吐露。だが、「いろいろ調べてみると、頸髄損傷、世界にはそこから奇跡と言われる復活を果たした人が結構いるんですよ」と希望的な例があることを明かし、「高山、プロレスラーの体はな、神経で動くんじゃないんだよ。魂で動くんだよ。お前も魂で体を動かして、このリングに戻ってこい！」と、熱く激しく高山に復帰を呼びかけた。