井岡一翔「まったく考えていなかった」復帰の理由は…きっかけは2月米国での試合観戦

米国での復帰戦について語る井岡一翔=東京都渋谷区のSANKYO本社(撮影・堀内翔)
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 ボクシング世界3階級を制覇した井岡一翔(29)が20日、都内で緊急会見し、現役復帰を表明。日本選手初の4階級制覇を目指すことを宣言した。今後は米国を拠点とし、9月8日(日本時間9日)にロサンゼルスで開催される興行「スーパーフライ3」で復帰する。

 井岡は昨年大みそかに横浜市内で会見を開き「さらなる人生の目標を見つけたので引退を決めました。次のステージに進むビジョンはできています。(ボクシングは)人生のウオーミングアップ」などと語り、電撃的に引退を表明していた。

 この日会見した井岡は「復帰はまったく考えていなかった」と当時を振り返った。しかし2月に米国で「スーパーフライ2」を観戦し、現地のプロモーターと話をしたことで、新たな挑戦に向かうことへ気持ちが動いたという。

 「スーパーフライ」は世界ミドル級統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)のプロモートなどで知られる360プロモーションズのトム・ロフラーの手がけるイベント。2017年9月9日にカリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで初開催され、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、井上尚弥(大橋)、フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)、カルロス・クアドラス(メキシコ)らが出場した。スーパーフライ級のトップ選手が一堂に会するイベントは好評を博し、続編が企画され、9月が3回目の開催となる。

 井岡はミニマム級からフライ級までの3階級を制し、WBA世界フライ級王座を5度防衛したところで返上し、引退していた。1階級上げての復帰となる。「新たな地アメリカで日本人のボクサーとして新たな挑戦をしていきたい。期待していただいた皆さんのためにも結果を残したい」と決意を語った。

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