木村翔、異例の1週間前V2戦発表 山中破ったサルダール兄と中国で

 ボクシングの青木ジムは19日、都内で会見を開き、所属選手のWBO世界フライ級王者・木村翔(29)が27日に中国・青島市で同級4位フローイラン・サルダール(29)=フィリピン=と2度目の防衛戦を行うことを発表した。

 五輪ボクシングを2連覇した中国のスター、鄒市明から王座を奪取した木村は昨年大みそかの初防衛戦以来、約7カ月ぶりの試合。オプションを持つ中国側との話がまとまらず、6月中旬にようやく試合が決まったものの、会場の変更などもあって1週間前という異例の発表となった。中国では卓球の福原愛の次に有名な日本人アスリートと言われるほどの知名度があり、この試合もCCTV5(中国中央電台のスポーツ専門チャンネル)で中国全土に生中継される。

 木村は会見で「短い(準備)期間ですけど、しっかり練習してきて勝つ自信あるので、防衛して日本に戻ってきたいです」と力強くコメント。相手のサルダールは13日に山中竜也(真正)からWBO世界ミニマム級王座を奪取したビック・サルダールの兄で、16年9月には世界3階級制覇王者の井上尚弥の弟・拓真に敗れたもののダウンを奪う健闘を見せた。

 木村は「手が長くてパンチのある強い選手。ボクの持ち味であるスタミナで後半勝負していければいい。フィリピン選手は気持ちが強いので気持ちの勝負になる」と戦いをイメージした。

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