「プロレス・新日本」（１５日、大田区総合体育館）

　ＩＷＧＰヘビー級王者ケニー・オメガが内藤哲也を破り、白星発進を決めた。初戦で実現した昨年の優勝決定戦と同じ対戦は死闘に発展。オメガの場外フェンスを飛び越えるプランチャ、内藤の雪崩式フランケンシュタイナーなど捨て身の大技が次々と飛び出した。

　終盤、内藤が必殺のデスティーノを何度も試みたがオメガは驚異的なパワーと反応で阻止。最後もデスティーノを脳天くい打ちで切り返し、片翼の天使で葬り去った。

　昨年の対戦で敗れたオメガは「Ｇ１優勝おめでとうございます。そのまま（ＩＷＧＰヘビー級王座の）ベルトを取れなくて残念ですね。進化していないのが残念ですね」と、内藤に痛烈な皮肉。「頑張ればこの会社の３番手ぐらいにはなれると思います。私とイブタン（飯伏幸太）の下ですね」と上から目線のメッセージを送った。