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元日本暫定王者・坂本大輔、引退試合でTKO負け「おなかいっぱい」第二の人生は定食屋目指す

引退試合でTKO負けした坂本大輔
引退試合を終え、リング上で愛息2人を抱き上げる坂本大輔
引退試合を終えて関係者と記念撮影する坂本大輔(中央)。右端は習志野高の1年後輩になる八重樫東
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 「ボクシング・8回戦」(9日、後楽園ホール)

 元日本ウエルター級暫定王者の坂本大輔(36)=角海老宝石=が引退試合を行った。同級14位の越川孝紀(27)=セレス=と対戦し、4回終了TKOで敗れた。

 ラストマッチで玉砕した。相手は自ら指名した習志野高の9年後輩で、プロ7戦6勝(4KO)の若手実力者である越川。4回にラッシュを仕掛けられると、何とか倒れずに意地で打ち合ったが、体は限界。このラウンド終了後に棄権を申し出た。「2人の子供に勝つところを見せたかった」と悔しさをにじませたが、「おなかいっぱいで卒業できる。気をつけてお帰りください」と、やり遂げた表情でリングを去った。

 会場には1446人の大観衆が集まり、大学の1学年後輩である元世界3階級制覇王者の八重樫東(大橋)も応援に駆けつけた。観客席では習志野高の校歌の大合唱。異様なグルーヴが渦巻く熱気の中、大ぶりのパンチを惜しみなく繰り出し、敗れはしたものの最後まで大いに沸かせた。「こんな何でもないボクサーでも引退試合をさせていただき本当にありがたい」と万感。「習志野高で始めたボクシングを後輩との試合で終われて幸せ」と感謝しきりだった。

 生涯ベストファイトには、前日本ウエルター級王者の有川稔男(川島)に1回TKO勝ちした14年4月の試合を挙げ、「勝ってランクに返り咲いた。今までで1番うれしくて、リング上で初めて泣いた試合。忘れられない」と振り返った。

 今後は選手の育成やサポートに回る。大学卒業後は東京よしもとの養成所に入り(同期はオリエンタルラジオ)お笑い芸人をやっていた時代もあるが、「お笑いのセンスがないことは3年やったので分かってます(笑)」と“再開”は否定。また、4年後をめどに奥さんとともに定食屋の開業を目指すといい、「大輔の“D食堂”です!」と次なる夢を語った。

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