新日本・敏腕経営者メイ新社長がリング上であいさつ「大好きな新日本にすべてをささげる」
「プロレス・新日本」(9日、大阪城ホール)
新社長に就任したハロルド・メイ氏(54)がリング上であいさつを行った。
タカラトミー社長時代に業績を回復させるなど豊富な経営実績の持ち主で、プロレスは日本で過ごした少年時代から見ているというオランダ人実業家が姿を現すと、その手腕に期待するファンは歓迎の拍手。6カ国語を操るというメイ社長は流ちょうな日本語で「ボクはプロレスが大好きです。大好きな新日本のために、すべてをささげてがんばります」と決意表明し、海外のファンへ向けて英語でもあいさつした。
インタビューでは「温かく反応してくれて、ファンはプロレスを愛しているんだなと感じました。うれしいです」と満足顔。今後の方針については「ファンのベースを国内外で増やしていきたい。ファンが喜ぶようなプロレスとはなんぞや、ということをもっと考えて強化していきたい。この一言に尽きます」と熱弁。
さらに「海外のファンのことも考えると、英語のコンテンツも残念ながら少ないので強化していきたい。レスリングの素晴らしさの一つはドラマ性。そのドラマは海外にいてはなかなか伝わらない部分がある。そこを強化することで、そのドラマを一緒に体験してくれることも可能になるのでは、と思っています」と話した。