京口紘人が統一戦の早期実現を熱望 渡辺会長は山中竜也との対戦に前向き

 ボクシングIBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24)=ワタナベ=が2度目の王座防衛から一夜明けた21日、東京都内の所属ジムで会見し、「ホッとしている」と心境を語った。

 3回に人生初というダウンを喫しながら、挑戦者で同級10位のビンス・パラス(19)=フィリピン=に3-0の判定勝ち。「いろいろなことを教えてもらった試合。感謝したい。拳を交えている間、リスペクトを感じながら試合ができた」とあらためて挑戦者を称えた。

 渡辺均会長(68)は8、9月に京口のV3戦を行う意向を示した。13日にはフィリピンで指名挑戦者決定戦が行われ、マーク・アンソニー・バリガ(24)=フィリピン=が判定勝利を収め、京口への指名挑戦権を獲得した。渡辺会長は「IBFの指名試合の状況を確認したい」と話し、次戦はバリガとの対戦となる可能性に言及。その上で「山中選手と大みそかにやってみたい」と、WBO世界同級王者の山中竜也(23)=真正=との統一戦に前向きな姿勢を示した。

 京口は統一戦について「タイミングが合えばどの団体でもいい」としたが、パラス戦では脱水症状から足がつりかけるなど減量の負担が増している。「早めに決まれば、どの団体でもいいが、ミニマム級にこだわらず、いずれライトフライ級にも殴り込みをかけたい」と、統一戦の実現に時間が掛かるようなら転級を優先させる意向も示した。

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