京口紘人が判定でV2 人生初のダウンに「油断したらダメ」
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(20日、大田区総合体育館)
IBFミニマム級王者の京口紘人(24)は挑戦者ビンス・パラス(19)を3-0の判定で退け、2度目の防衛に成功した。
大きな教訓を得た。判定で2度目の防衛に成功した京口だったが、3回に挑戦者の左フックを側頭部に被弾。人生初というダウンを喫した王者は「ボクシングを教えてあげるとか言っていたけど、油断したらダメだと教えてもらった。命がつながった試合」と苦笑いで振り返った。
減量苦の影響もあり、9回あたりから右太ももがつりかけたが、試合を通して主導権は譲らなかった。10回には連打でダウン寸前に追い込み、判定では3者とも7点差をつける圧勝だった。
次戦は8、9月にも指名挑戦者決定戦を制したバリガ(フィリピン)との対戦が有力。年末にはWBO同級王者・山中竜也(真正)との統一戦も見据える。