UFC初のチリ大会 ウスマンが寝技師マイアを完封しUFC8戦全勝

 世界最大の総合格闘技(MMA)団体である米UFCの、初めてとなるチリ大会が19日(日本時間20日)、サンチャゴのモビスター・アリーナで開催され、メインイベントではウエルター級7位のカマル・ウスマン(ナイジェリア)が5位のデミアン・マイア(ブラジル)を判定3-0で撃破した。

 MMA業界屈指の寝技師マイアは再三再四テイクダウンを試みるが、UFC7戦で1度もテイクダウンを許していないウスマンはこれを完封。寝技には付き合わず打撃でマイアを削り、4回には開始早々、右ストレートで尻もちをつかせるなど試合を手堅く支配して、UFCでのレコードを8戦全勝とした。

 2007年からUFCに参戦し、2度の世界戦も経験している40歳のベテラン、マイアも最終5回に下から肩固めをセットするなど最後まで諦めなかったが、ジリ貧の展開は覆せず、キャリア初の3連敗を喫した。

 セミファイナルの女子ストロー級マッチは、12位のタティアナ・スアレス(米国)が9位のアレクサ・グラッソ(メキシコ)を1回2分44秒、裸絞めで葬った。

 スアレスは開始早々グラッソをテイクダウン。グラップリングで圧倒し、バックマウントからの裸絞めでタップさせた。スアレスはMMA7戦全勝。

 セミ前のライトヘビー級マッチはドミニク・レイエス(米国)がジャレッド・キャノニア(米国)に1回2分55秒、TKO勝ち。

 レイエスはパンチにローとミドルを織り交ぜて優勢に試合を進め、左アッパーで大ダメージを負わせると、逃げるキャノニアを右前蹴りからの左アッパーで仕留めた。レイエスはMMA9戦全勝。

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