京口紘人 前日に1・8キロ超過も計量クリア「当たり前のことやっただけ」

共に計量をクリアし、笑顔を見せる京口(左)と田口=大田区総合体育館
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 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(20日、大田区総合体育館)

 調印式と前日計量が19日、東京都内で行われ、2度目の防衛戦に臨むIBFミニマム級王者の京口紘人(24)=ワタナベ=と挑戦者で同級10位のビンス・パラス(19)=フィリピン=はともに制限体重の47・6キロで一発クリアした。

 前日に1・8キロオーバーの京口だったが、深夜に自身のツイッターを更新。リミットから200グラムアンダーの47・4キロを計時する体重計の写真とともに、「なんとか水抜きに成功しました」と投稿していた。

 計量を終えた王者は「大丈夫かという声もちらほら聞いたけど、プロボクサーらしくしっかり落とし切りました。あとは試合で勝つだけなので楽しみ」と胸を張った。

 最近の世界戦では、3月に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチのルイス・ネリ(メキシコ)や4月のWBC世界フライ級タイトルマッチの比嘉大吾(白井・具志堅)と、2カ月連続で王者の体重超過が続いていた。京口は「心配されるのは仕方ないですが、減量が美化されるのは違うかなと思っている。当たり前のことをやっただけで、大変な思いはみんな一緒」と、王者の自覚と責任を強調した。

 全勝同士の対戦に向け、「(挑戦者は)若さはあるが、経験していないこともいっぱいある。いろいろ教えてあげたい。迫力ある試合を見せたい」とKO決着を予告した。

 戦績は京口が9勝(7KO)、パラスが13勝(11KO)

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