バンタム級の新星・ロドリゲスがIBF王座獲得 体重超過のバトラーを寄せ付けず

 「ボクシング・IBF世界バンタム級王座決定戦」(5日、ロンドン)

 IBF世界バンタム級王座決定戦が5日(日本時間6日)、英国ロンドンのThe O2で行われ、同級3位のエマヌエル・ロドリゲス(25)=プエルトリコ=が3-0の判定で、体重超過で失格した同級4位のポール・バトラー(29)=英国=に完勝し、新王者となった。

 WBAとIBFの2団体を統一したライアン・バーネット(英国)がIBF王座を返上したため行われることになった今回の決定戦。前日の公式計量でロドリゲスは一発クリアしたが、バトラーはリミットの118ポンド(53・5キロ)を大きく上回る121・3ポンド(約55・0キロ)と超過。再計量を前に断念し、失格となった。ロドリゲスが勝った場合のみ新王者が誕生するという変則形式で試合は決行された。

 試合は初回から動く。シャープなジャブからコンパクトなコンビネーションを繰り出すロドリゲスが攻め込み、バトラーがバランスを崩したところに右ボディーを入れて先制のダウンを奪う。再開後には見事な左ダブルで再び倒した。その後もテクニカルな攻防を続けたが、倒し切るまでには至らず大差判定勝ちとなった。スコアは120-106×2、118-108。

 新王者となったロドリゲスの通算戦績は18戦全勝(12KO)。井上尚弥(大橋)の進出で注目されるバンタム級で、攻防兼備の王者が誕生した。体重超過の上に敗れたバトラーは28戦26勝(14KO)2敗となった。

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