オメガ、頭頂部から大流血もハングマンに激勝「私を倒すのは1000年早い」
「プロレス・新日本」(3日、福岡国際センター)
バレットクラブでCodyと内部抗争中のケニー・オメガがCody派のハングマン・ペイジとメインイベントで一騎打ち。頭頂部から大流血する大苦戦を制した。
ゴング前にCodyも加勢しての奇襲を受けて出はなをくじかれたオメガ。さらにCodyがテーブルを持ち込んだが、オメガはCodyにノータッチ式トペを放つなど反撃する。だが、ペイジが秘めたる身体能力の高さを発揮して繰り出したコーナー最上段からのラ・ケブラーダを浴び、場外のテーブル上に変形パイルドライバーのライトオブパッセージでたたきつけられると頭頂部から大流血。金色に染めた髪がみるみる赤く染まっていった。
その後も頭頂部を容赦なく攻め、雪崩式スタナーなどの荒技を繰り出すペイジに苦戦。だが、得意のヒザ蹴りVトリガーで流れを呼び寄せる。ペイジの必殺技であるラリアットのアダムズアップルに強烈なカウンターのVトリガーを合わせて大ダメージを与えると、その後もVトリガーを連発し、最後は片翼の天使で葬り去った。
オメガは日本語が堪能だが、締めのマイクでは「疲れちゃって頭が回らないんですよ。少し英語で言っていいですか」とファンに断りを入れ、自身初の博多でのメインイベントを見届けたファンに英語で感謝した。
インタビューでは「今日の試合は思ったよりハードでしたね。ペイジは未来があるから」と相手の健闘をたたえたオメガ。それでも、「まだまだ10年、20年、100年か1000年早いですね。私を倒したいなら」と、格の違いを強調した。