大相撲の元幕内大砂嵐（２６）＝本名アブデルラフマン・シャーラン、エジプト＝が２日、自身のツイッターで総合格闘家に転身し、格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ」でデビューすると発表した。４日にＲＩＺＩＮの榊原信行実行委員長が会見を開き、詳細を説明する。

　元大砂嵐は渡米して総合格闘家ジョシュ・バーネットの指導を受けていることを明かし、「本当にゼロからのスタートになりましたが必ずもう一度はい上がります。相撲への感謝の気持ちを心に秘めて世界一のファイターになるために世界一練習します」などと決意表明した。

　ＲＩＺＩＮ関係者によると、デビュー時期は練習の状態を見て判断するとのことで、早ければ９月３０日のさいたまスーパーアリーナ大会になる見通し。

　元大砂嵐はアフリカ大陸出身、またイスラム教徒初の大相撲力士として話題となり、怪力を武器に前頭筆頭まで上り詰めた。だが十両だった１月に無免許運転で追突事故を起こし、道交法違反の罪で略式起訴され、日本相撲協会から引退勧告を受けて角界を去った。