村田諒太の次戦は今秋ベガスか 本田会長は米国人選手との対戦希望

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(15日、横浜アリーナ)

 ダブル世界戦のメインイベントでWBA世界ミドル級タイトルマッチが開催され、王者の村田諒太(32)=帝拳=が8回2分56秒TKOで、同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(38)=イタリア=を下し、昨年10月に獲得した王座の初防衛に成功した。日本選手がミドル級世界王座を防衛するのは今回が初めて。

 帝拳ジムの本田明彦会長は村田の次戦が今秋に米ラスベガスで行われる方向であることを示唆した。村田には契約する米興行大手トップランク社から8月11日にラスベガスのMGMグランドで試合のオファーが届いていたが、期間が短すぎるため、これは断った。「こっちは9月でも10月でもいい。MGM(系列)のどこかでやることになる」とラスベガス開催になることを明かした。

 トップランク社はロンドン五輪の決勝で村田に敗れて銀メダルに終わったエスキバ・ファルカン(ブラジル)との対戦を計画している。本田会長は「できれば米国人選手とやりたい。米国である程度実績をつくってゴロフキンとなるべく早くやりたい」と、最短距離でゴロフキン戦に向かうことのできる相手を希望した。

 日本選手として初めてミドル級世界王座を防衛した村田の戦いぶりについては「(ブランダムラが)やりにくいのは分かっていた。よくつかまえた」と合格点を与えた。「負けにくい選手。本当にディフェンスがいいんだから。見た目の華麗さはないけれど、村田に勝つのは難しいよ」と話した。

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