山中の挑戦者カジェロスあわや体重超過 パンツ脱いで全裸でクリア「ネリとは違う」

 「ボクシング・ダブル世界戦」(18日、神戸ポートピアホテル)

 ダブル世界戦の公式計量が17日、神戸ポートピアホテルで行われ、出場4選手は全員一発クリアした。

 WBO世界ミニマム級に出場する王者・山中竜也(22)=真正=と同級4位のモイセス・カジェロス(28)=メキシコ=はリミットの47・6キロ。WBA世界ライトフライ級決定戦で争う同級2位の小西伶弥(24)=真正=はリミットの48・9キロ、同級1位のカルロス・カニサレス(25)=ベネズエラ=は600グラムアンダーの48・3キロだった。

 3月1日のWBC世界バンタム級王座戦で、山中慎介(帝拳)の挑戦を受けたルイス・ネリ(メキシコ)が大幅な体重超過で王座を剥奪されたことに始まる「ネリ騒動」で体重超過に敏感になっているボクシング界。注目の計量は4選手とも一発でクリアして事なきを得た。ただ、関係者がひやりとする場面があった。

 定刻13時の90分前に計量会場に現れたカジェロスが非公式で予備計量を行ったところ400グラムオーバーが発覚。陣営はすぐに体重調整に向かった。

 計量本番ではカジェロスはパンツまで脱ぎ、全裸で何とかリミットの47・6キロに合わせてきた。2月にネリとスパーリングをするなど「アミーゴ(友人)」だというカジェロス。体重調整にルーズな一面を垣間見せたが、「(予備計量での超過は)ちょっとした手違い。軽く部屋で動いただけ」と問題なしを強調。体重について質問を重ねられると「俺はネリとは全然違うから。別人格だ」と不満げに答えた。

 試合に向けては「抜群のコンディションだ。必ず勝つ」と初防衛を目指す山中撃破を誓った。

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