小西が世界戦に意気込み「全力出し切りたい」 恒成から刺激も
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級王座決定戦」(18日、神戸ポートピアホテル)
初防衛戦に臨むWBO世界ミニマム級王者・山中竜也(22)と世界初挑戦のWBA世界ライトフライ級2位・小西伶弥(24)が12日、神戸市内の所属ジムで練習を公開した。2人は既にスパーリングを打ち上げており軽めの調整。山中は「今までなかったコンビネーションが打てるようになった」と手応えを語り、小西は「1ラウンドから全力を出し切りたい」と意気込んだ。
世界初挑戦の小西はリラックスした表情でミット打ちなどをこなした。2月には神戸合宿を行った世界2階級王者の田中恒成(畑中)とスパーリング。「バランスが取れているし、パンチの強弱の使い分けがうまかった」と大きな刺激を受けた。一階級上げたことで減量苦からも解放され「右ストレートに力が乗るようになった」と効果を実感。制限体重まで750グラムと調整は順調だ。「勝っていろんな人に恩返ししたい」と戴冠を誓った。