日本ライト級王者・吉野が衝撃の1回TKOで初防衛
「ボクシング・日本ライト級タイトルマッチ」(8日、後楽園ホール)
王者の吉野修一郎(26)=三迫=が衝撃の1回TKOで初防衛だ。キャリア11年半にして初の王座挑戦だった斉藤正樹(32)=TEAM 10 COUNT=を相手に開始早々、「まさか入ると思わなかった」という右ストレートでアゴを打ち抜き、ダウンを奪う。そこから一気に攻勢に出て、相手陣営のタオル投入を呼んだ。
アマチュア4冠の吉野はプロでもデビュー7連勝の快進撃だが、今後については「世界より、まずはアジア。とりあえず今年は日本をずっと防衛したい。キャリアを積んでもっと強くなりたい」と冷静。所属ジムの三迫貴志会長も「キャリアは大事。次戦は6月ぐらいに。試合以外にも、海外でトレーニングをさせたい」との考えを示した。