清水聡7回TKO防衛も拙攻猛省…静まり返った場内で刺さった盟友・村田の声

 「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(30日、横浜文化体育館)

 序盤から優位に立った王者・清水聡(31)=大橋=だが、4度ダウンを奪いながらも前に潜ってくる相手に決め手の一発が出ない。最後は連打をまとめたところでレフェリーが止めたものの、「力ずくでKOにいくパターンが続いている。どんどん打つ僕のスタイルができていない」。デビューから5連続KOで初防衛に成功したが、「まだ本調子じゃない。伸び悩んでいる」と反省ばかりが口をついた。

 拙攻続きで静まりかえる場内で、ロンドン五輪を共に戦ったWBA世界ミドル級王者・村田諒太の声が耳に刺さった。「試合中ずっと村田の解説ばかりが耳に入ってきた。的確なので助言をお願いしたい」。ふがいなさを隠すように苦笑いするしかなかった。

 来年にも世界戦が見えてきたが、まずは自身のボクシングを取り戻すことが課題。「村田には早く追いつきたいが、今日みたいな試合ではダメ。次は世界だと思ってもらえるような試合をしたい」。盟友に刺激を受けながら、ロンドン五輪の輝きを取り戻すことを誓った。

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