ロンドン銅メダル・清水聡が初防衛 村田諒太に苦笑い「ずっと村田の解説が耳に…」

タイトル防衛を果たした清水聡=横浜文化体育館(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(30日、横浜文化体育館)

 12年ロンドン五輪銅メダリストで王者の清水聡(31)=大橋=は、同級14位のエドワード・マシリト(フィリピン)と対戦し、7回2分8秒TKO勝ちで初防衛を果たした。これでプロデビューから5戦連続KO勝利となった。

 序盤からリーチの長さを生かして有利に試合を進めた清水だが、前に潜ってくる相手を攻めあぐねた。7回に4度目のダウンを奪い、その後連打をまとめたところでレフェリーがストップ。王者として勝ち名乗りを受けた。

 リング上のインタビューでは「ちょっと申し訳ないです。初防衛と言うより、まだプロに来てから本調子じゃなくて、伸び悩んでます」と、第一声で反省の弁。「次の試合は五輪の時のような動きをします」と誓った。

 リングサイドでは、ロンドン五輪で共に戦った盟友、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)がテレビの解説を務めたが、清水は「試合中、ずっと村田の解説が耳に入ってきた。ちょっと(声の)トーンを落としてください」と苦笑い。「(村田は)的確なことを言うので、次から助言をお願いします」と笑わせた。

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