船井がTKO勝ちで2度目の防衛 世界挑戦も視野に

2度目の防衛に成功した船井龍一
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 「ボクシング・日本スーパーフライ級タイトルマッチ」(11日、後楽園ホール)

 王者・船井龍一(ワタナベ)が同級15位の川口勝太(堺東ミツキ)を2回3分9秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。船井は29勝(20KO)7敗、川口は21勝(9KO)9敗1分とした。

 立ち上がりからジャブがさえる船井はワンツーを積極的に打ち込んだ。川口のリターンをもらう場面もあったがペースは渡さない。1回終了間際に偶然のバッティングで川口が左目上をカットするアクシデントがあり「前回の試合(7月、奥本貴之=グリーンツダ=との初防衛戦戦)が負傷判定だったのでそれだけは避けたかった」と振り返った。

 ギアを上げた2回、右のカンターを決めると連打で圧倒。最後は右の打ち下ろしで倒した。一度は立ち上がった川口だが、足元がおぼつかずレフェリーがストップした。

 「倒して勝ちたかった。理想の勝ち方ですね。ランクは下位だけど、弱い選手じゃなかった。リターンもあるし、回転力もあった。会長には『いい経験にしろ』と言われていたし、こういう相手に勝つことができてよかった」と振り返った。

 次戦は、セミファイナルで行われた最強挑戦者決定戦を負傷引き分けながら優勢点で挑戦権を取った久高寛之(仲里)の挑戦を受ける。渡辺均会長は「防衛戦になると思いますけど、東洋やアジアパシフィック王座もあるし、もちろん世界もある。33歳なのでなるべく早く(世界挑戦を)やらせてやりたいですね」と、話した。

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