前王者・山中が走り込み合宿スタート「自分に厳しくやっていきたい」

 前WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)とWBA、WBC世界ライト級王者のホルヘ・リナレス(帝拳・ベネズエラ)が5日、成田市内のゴルフ場で次戦に向けた走り込み合宿を開始した。

 8月に王座を奪われたルイス・ネリ(メキシコ)との再戦指令が出ている山中、1月27日に米国で防衛戦を行うリナレス。試合前恒例の合宿だが、真冬の成田で行うのは初めて。山中は「朝晩の寒さ、明るくなる時間とか不安はあるけど、暑いより寒い方が走りやすい」と話した。

 中村正彦コーチは「前回のデータがあるので、その内容ができるかどうか。調子を見ながら長い距離、インターバル系を考えています」とメニューを用意している。

 ネリとの再戦時期は未定だが、山中は「悔しい思いを持ちながら、自分に厳しくやっていきたいですね。走っている途中で悔しさを思い出せば追い込めると思う。しっかり足腰をつくりたい」と話した。

 同級14位のメルシト・ゲスタ(フィリピン)の挑戦を受けるリナレスは「キャンプをして、16日まで東京で練習してアメリカに行く。フィリピン人選手は久しぶり(06年以来)。来年は1月、6月、12月と3試合やりたいね」と、3度目の防衛に自信を見せていた。

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