「プロレス・大仁田興行」（３日、新木場１ｓｔＲＩＮＧ）

　元プロレスラーで１０月３１日に７度目の引退をした大仁田厚（６０）が「大仁田反省会」と題した興行を開催し、レフェリーとしてデビューした。約１カ月ぶりにリングに立った大仁田は“７度目の復帰”を思わせるような、現役時代さながらの乱闘を展開。再び帰ってきた雄姿にファンは熱狂した。

　大仁田は白黒ストライプのレフェリー着に身を包み、メインイベントのバトルロイヤルに入場曲付きで登場した。凶器を使用した選手を有刺鉄線バットで殴打しただけでなく、選手に頼まれて机上パイルドライバーも敢行。さらに、毒霧も噴射するなどレスラーに復帰したも同然と言える大暴れを見せた。

　さらに、試合後は現役時代の恒例だった、リングを囲むファンに水をぶちまけてマイクアピールをくり広げる“大仁田劇場”まで復活させ、「レフェリーはダメだ」と苦笑しながらも、「だけど、みなさん、リングは最高です！」と絶叫。そして、「今度はもう一つ、でっかい夢を追いかけます！４月には結果が出ます。その夢を全力で追っかけていきます！」と意味深な言葉まで発してリングを去って行った。