拳四朗、知名度向上に意欲「テレビに出たい」V2戦も村田との同時開催を希望

 22日に両国国技館で開催されたボクシングのトリプル世界戦で、WBC世界ライトフライ級王座の初防衛に成功した王者・拳四朗(25)=BMB=が一夜明けた23日、東京・九段下のホテルグランドパレスで会見を行った。父でもある寺地永会長(53)は2度目の防衛戦もWBA世界ミドル級王者・村田諒太(31)との同時開催を希望した。

 同級元王者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)を迎え、トリプル戦の先陣で登場した拳四朗は前半劣勢で4回終了時の公開採点では大きくリードを許した。しかしそこから反撃。最終的には打ち勝ち、2-0の判定で王座を守った。

 試合後、祝勝会2会場に顔を出して早朝5時に寝たという王者は、一夜明けて趣味である食べ歩きに浅草周辺に出掛けるなど試合の疲れを感じさせない表情で現れた。「すごくほっとしています。気が抜けました。もう頑張らんでいいんや」とつかの間のオフに入る。

 2度目の防衛戦は5月に王座を奪った相手であるガニガン・ロペス(メキシコ)との再戦になる。寺地会長は「世界戦2試合とも帝拳のプロモートでやってきたので本田会長にご意見を聞いて決めたい。村田選手のトリプル世界戦に参加させていただけるのならありがたい」と来春にも予定される村田の初防衛戦との同時開催を希望した。

 拳四朗は「一戦一戦決まった試合に勝っていけば、いろいろなものが見えてくると思う」と高みへのステップアップを目指す。それと同時に「あとはテレビに出たい。呼んで下さい」と知名度向上にも意欲を燃やした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス