新王者・村田、チャンピオン初仕事は娘の保育園お迎えに…

大勢の報道陣に囲まれ一夜明け会見を行った村田諒太=帝拳ジム(撮影・棚橋慶太)
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 22日に両国国技館で行われたボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチで王座を獲得した村田諒太(31)=帝拳=が一夜明けた23日、所属する帝拳ジムで会見した。

 試合後、家族とはまだ会っておらず、電話でしか話していないという新王者。「息子が生意気なことを言ってきた。『パパ、何で試合が終わったかオレさっぱり分からなかったよ』とか言うんですよ。さらに『パパが泣いたの初めて見たよ』とも。『パパやったぜ!』とか言うのかと思ったのに…」と長男・晴道くん(6)とのやりとりを笑いながら明かした。

 前夜のインタビューでは勝利決定直後に感極まったことを指摘されると「泣いてません」と否定していたが、この日再び問われると「息子が見て泣いていたならそうじゃないんですか」と一転して認めた。

 長女・佳織ちゃん(3)は「娘はかわいいことを言いました。『明日の保育園のお迎えはパパなの?』って。僕のチャンピオンとしての初仕事になります」と保育園に向かう。

 村田は今年5月に決定戦で不可解な1-2判定負けしたアッサン・エンダム(33)=フランス=とのダイレクトリマッチに臨み、序盤から圧倒。ダメージの深い相手の棄権による7回終了TKOで王座を獲得した。日本ジム所属選手がミドル級世界王座を獲得するのは1995年12月にWBA世界同級王座を獲得した竹原慎二氏以来2人目。日本の五輪メダリストとしては初めて世界王座を獲得した。

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