不可解判定からの再戦 途中経過は採点でも村田が圧倒的有利

6回、エンダムをロープ際に追い詰め、右ストレートを打ち込む村田(左)
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 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(22日、両国国技館)

 今年5月に不可解な判定で敗れたロンドン五輪ミドル級金メダリストで、同級1位の村田諒太(31)=帝拳=が、王者アッサン・エンダム(33)=フランス=とのダイレクトリマッチに臨み、7回終了TKOで王座を獲得した。

 日本ジム所属選手がミドル級世界王座を獲得するのは1995年12月にWBA世界同級王座を獲得した竹原慎二氏以来2人目。日本の五輪メダリストがプロ転向後に世界王座を獲得するのは村田が初めて。

 前回波紋を呼んだ判定だが、今回は試合の終わった7回までは村田の圧倒的リードで進んでいた。1人のジャッジは70-63のフルマーク、残る2人も69-64、68-65で、このままのペースなら判定でも村田が有利だった。

 WBAは因縁の再戦で審判団を一新。レフェリーはメイウェザー-パッキャオ戦やゴロフキン-カネロ・アルバレス戦などを裁いたケニー・ベイレス氏(米国)。ジャッジはピニット・プラヤドサブ(タイ)、ロバート・ホイル、ラウル・カイズ・ジュニア(ともに米国)の経験豊富な3氏が務めた。

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