井上尚弥 王座奪取の村田を称賛「快挙」
「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(22日、両国国技館)
ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、同級1位の村田諒太(31)=帝拳=が、王者アッサン・エンダム(33)=フランス=とのダイレクトリマッチに臨み、7回終了TKOで王座を獲得した。
テレビ解説で観戦したWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(24)=大橋=は、村田の戴冠について「前回と違って、1回から攻撃、攻撃でいって相手の心を折った」と勝因を分析した。
日本ジム所属選手がミドル級世界王座を獲得するのは1995年12月にWBA世界同級王座を獲得した竹原慎二氏以来2人目。井上は「快挙」と絶賛し、「ミドル級は普通、日本人は外国人に体格で負けるが、むしろ押していた。すごい」と脱帽していた。
歴史的瞬間を目の当たりにし、自身も刺激を受けたようで、「これで日本のボクシング界が盛り上がる。僕も刺激をもらったので、自分も大みそか(次の防衛戦)に向けて盛り上げたい」と興奮した様子で話した。