元日本Sフェザー級王者・内藤律樹がSライト級で連勝 日中対抗戦

「ボクシング・日中対抗戦、8回戦」(20日、後楽園ホール)

 元日本スーパーフェザー級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)がWBCアジアスーパーライト級王者のバイシャンボ・ナスイウラ(中国)を2-1の判定(77-75、77-76、75-79)で下し、スーパーライト転級後2連勝を飾った。内藤は18勝(6KO)2敗、ナスイウラは12勝(5KO)1敗とした。

 内藤は序盤からジャブ、ワンツーをヒットさせ、ペースを握った。5回にはワンツー、左ストレートをカウンターで合わせたが決定打にはならなかった。直後の6回には、ナスイウラのラフな反撃に押された。

 さらに7回には攻勢を強める相手に手数が少なくなり、密着されてはショートパンチをもらった。8回も防戦の場面が多くなり、失速して終了のゴングを聞いた。

 控室に戻った内藤は開口一番「危なかった」とポツリ。「後半、落ちてくると思っていたけど根性を出してきた。7回、当たらなくて気持ちが折れてしまった。打ち合いに付き合って見てしまう悪いところも出た」と反省した。

 だが、2連勝したスーパーライト級には十分な手応えをつかんだ。「十分やれる。あと半年、1年やればいい体になるし、パンチにパワーも乗る。倒せなかったのはフィジカルの問題と、課題も見えました。パンチがつけば、もっと面白くなる」と、手応えを口にした。

 1359人と超満員の会場は、中国人ファンが圧倒的に多く、ナスイウラへの声援の方が多かった。内藤は「対抗戦で盛り上がったのはよかった。向こうの人は選手個人というより、国の人を応援している感じ。盛り上がる中、メーンができてうれしい」と話した。 「第3回日中対抗戦」は来年3月8日、中国・上海で行われることが発表された。

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