「ボクシング・ＷＢＣ世界ライトフライ級タイトルマッチ」（２２日、両国国技館）

　王者・拳四朗（ＢＭＢ）に挑戦する元ＷＢＣ世界同級王者のペドロ・ゲバラ（メキシコ）が来日一夜明けの１６日、都内で練習を公開した。

　弁護士資格を持つ頭脳派ボクサーは「（拳四朗は）スピードのある選手だ。（ベルトを獲得した）ロペス戦は見ました。私の目には引き分けに見えたけど、ジャッジは拳四朗に挙げた。いい試合だった」と話した。

　１４年に八重樫東（大橋）からＷＢＣ同級王座を獲得し、１５年に木村悠（帝拳）に判定で敗れて王座陥落。来日は３度目となる。「また日本で試合ができて満足だ。再び来たチャンスを逃さず、必ず王者になる」と力を込めた。

　さらに、前回の判定負けを踏まえ「ジャッジを納得させるような試合をする。攻撃的にならないといけない。判定でもＫＯでも明確な勝ち方をする」と、力を込めた。

　日本のアニメ「らんま１／２」のＴシャツを着て練習した。「子供のころ、テレビで見てファンになった。ドラゴンボールも好き」と、意外な素顔も披露。拳四朗もアニメ「北斗の拳」から命名されたと聞くと「北斗の拳は知らない。インターネットで見たことがあるかもしれないけど」と、スマホの画像に見入っていた。