“神童”那須川天心 大苦戦の5連勝…初の判定勝ち 来春から格闘技一本に専念
「総合格闘技・RIZIN」(15日、マリンメッセ福岡)
“キックの神童”が初めて苦しんだ。那須川天心(19)が全日本王者などアマボクシング5冠の藤田大和に判定勝ち。RIZIN参戦5連勝としたが、初めてKOか一本での勝利を逃した。
ミドルキック、タックルなどデビュー戦とは思えない藤田の総合技術に苦戦。それでも、1回にカウンターの左ストレートで倒すなど、ボクシング技術で互角以上に渡り合う。2回はグラウンドで苦しみ、3回は激しい打ち合いとグラウンドを繰り返し、何とか判定で勝利をものにした。
「総合で初めて苦戦して、藤田選手もすごく強かった。勝利をつかむことができてうれしい」とファンにあいさつした。来春に高校を卒業予定で、推薦入学の話があるものの「時間がない」と進学はせず、格闘技一本に専念する。