那須川天心、アマボクシング王者・藤田に大苦戦の白星 初めて判定にもつれ込む
「総合格闘技・RIZIN」(15日、マリンメッセ福岡)
“キックボクシング界の神童”那須川天心(19)が、2011年全日本選手権バンタム級優勝などアマチュアボクシングで5冠を獲得した総合格闘技デビュー戦の藤田大和(25)を3-0の判定で下した。那須川はRIZINでは4戦全勝ですべてKOか一本勝ちだったが、今回は初めて判定までもつれ込んだ。
那須川は、ボクシング出身ながらキックを繰り出し、組み付くなど総合格闘技の能力の高さを見せた藤田に苦戦。それでも、1回は藤田が寝ているところに顔面踏みつけを繰り出し、スタンディングでは見事なカウンターの左ストレートで藤田を倒し、口から出血させるなど攻め込んだ。
だが、2回には入ると、藤田のグラウンドに主導権を握られ、ほとんどの時間で藤田に上に乗られた。3回もスピードあふれる打ち合いとグラウンドを繰り返す熱戦をくり広げたが、両者ともあと一歩攻めきれず時間切れ。判定で那須川に軍配が上がった。