36歳大竹秀典V2 20歳丸田を接近戦でほんろう
「ボクシング・東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)
“リングの仕事人”大竹秀典(36)が16歳年下の丸田陽七太(20)を判定で下し、2度目の防衛に成功した。
大竹は長身の丸田に果敢に飛び込み接近戦を展開。相手の得意な距離をつぶし、コーナーに詰めると上下に左右のフック、アッパーなど多彩なコンビネーションで若い挑戦者を削った。36歳とは思えぬ無尽蔵のスタミナで攻め抜いた。
「長い距離では不利だし、前に出ようと思っていた。丸田選手は接近戦での対処の仕方ができれば怖い選手になる」と振り返った。最終ラウンドは打ち合いとなったが「下がればもっとやられると思った」と、丸田の将来性を認めた。金子会長は「チャンスがあればもう一度世界挑戦させたい」と話した。