RIZIN・“K-1番長”バンナも高山善廣の回復祈る「本当の戦いに挑んでいる」

 「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント1st ROUND-秋の陣-」(15日、マリンメッセ福岡)

 出場選手インタビューが13日、福岡市内で行われ、かつて“K-1の番長”と呼ばれた初参戦のジェロム・レ・バンナ=フランス=がKO勝利を誓うとともに、自身と対戦したことのあるドン・フライと名勝負を演じ、頸髄完全損傷で療養中の高山善廣の回復を祈った。

 バンナは15年大みそかの「RIZIN」旗揚げ戦に出場を予定していたものの、直前にキャンセルする騒動を起こし、16年大みそかの大会に来場してファンの前で謝罪。今回2年ぶりにリングに復帰することとなった。

 曲折を経ての参戦にも、この日は「すごく幸せな気持ちだ。RIZINは日本で一番、世界でも屈指の舞台。日本には25年前から来ていて大好きなので、すごくうれしい」とご機嫌。DEEPメガトン級王者のロッキー・マルティネス=グアム=と対戦するが、「すべてを出し切りたい。勝つのが第一だが、ノックアウトで勝ちたい。相手はタフな選手で簡単にはいかないと思うが」と宣言。現在はパリの総合格闘技ジムで練習をしており、寝技対への対応にも「私にはUFC戦士、世界ヘビー級王者も育てた一流のトレーナーが付いている。しっかりと準備はできている」と自信を示した。

 だが、報道陣から高山の容体を知らされると表情は一変。「ドン・フライとビッグファイトをした選手だろ。奥さんと子供はいるのか」と逆に質問し、「います」と返答されると沈痛な面持ちとなり、「高山選手は今、本当の意味での戦いに挑んでいると思う。命を生き延びるための戦い。それは何よりも重要な戦い。それを応援します」と、メッセージを送った。

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