中邑、地元でWWE王座奪取ならず…またも乱入に泣く
「プロレス・WWE」(16日、エディオンアリーナ大阪)
元新日本プロレスの中邑真輔(37)が凱旋試合で“インドの怪人”WWE王者ジンダー・マハルに挑戦して敗れ、日本人では79年のアントニオ猪木以来(WWEは非公認)の同王座奪取に失敗した。
8月22日にもマハルに挑戦し、マハルの盟友シン・ブラザーズの乱入によって敗れている中邑。場内割れんばかりの大声援を受けて入場すると、蹴りの連打、けいれん式ストンピングなども繰り出して攻め込むが、シン・ブラザーズの度重なる介入などによって徐々にペースを握られる。
それでも終盤、中邑はライダーキックをクリーンヒットさせてチャンスをつかむ。そして、必殺技キンシャサ(顔面へのヒザ蹴り)を放とうと滾らせたところに、またもシン・ブラザーズが妨害。中邑は2人を蹴散らしたが、背後からマハルに必殺技のカラス(コブラクラッチスラム)でマットにたたきつけられ、無念の3カウントを聞いた。
試合後、中邑はシン・ブラザーズに暴行されたが、キンシャサをぶち込んで撃退し、溜飲を下げた。続けてマイクを握ると「帰ってきたぜ、大阪!」と絶叫し、「負けちゃったけど、またジンダーとヘル・イン・ア・セル(10月8日のペイ・パー・ビュー大会)で戦う権利を持っている」と、チャンスが残っていることをアピール。最後は「次の(日本)大会こそは、WWEチャンピオンになって帰ってきたいなーっ!そう、また会える。それまで、首を長ーくして待ってて下さい。WWEの、もっともっとスーパースターになって帰ってきます」と、超満員のファンに王座奪取を約束した。