村田、本格スパー開始「次は完全決着を」 スタミナ強化にも余念なし

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(10月22日、両国国技館)

 村田諒太(31)が15日、都内で本格的なスパーリングを開始した。メキシコ選手と3ラウンド拳を交え、右のショートストレートを試し打ち。ミット打ちでも同じパンチを繰り返した。

 「前回、エンダムがくっついてきた時に手が出なかった。(今回も)距離を詰めてくるシーンがあると思うので、短い距離で止めずに打ち抜いてみた」と狙いを説明。「前半打ち合って、最終的に足を使う本来のスタイルで来ると思う」と相手の作戦を想定し、「ブロックしてプレスをかけて打つことが通じると分かったので、徹底すればいい」と迷いはない。

 不可解な判定負けに終わった5月の王座決定戦では「スタミナ切れを心配してチャンスで追い込めなかった」ことから、心肺機能を上げるトレーニングなどでスタミナ強化にも取り組んでいる。「いいトレーニングができている。次は皆さんが望む完全決着を」と完勝を誓った。

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