藤波が団体の枠越えレスラー支援組織設立へ 事故多発に「何かの形でお役に立ちたい」

 プロレス団体ドラディションを率いる藤波辰爾(63)が6日、都内で会見を行い、頸髄(けいずい)完全損傷でリハビリ中の高山善廣(50)を支援する団体「TAKAYAMANIA」に参加の意志を伝えたことを発表。さらに、団体の枠を越えてプロレスラーを支援する組織の設立を提案した。

 高山は4日に肩から下の感覚がなく、「回復の見込みは現状ない」という状況にあることが公表されており、藤波は「私自身を胸を痛めております。高山選手はドラディションにも参戦していただき、プロレス界にとっても大切なレスラーであります」と沈痛な面持ちでコメント。「TAKAYAMANIA」に参加し、ドラディションの10月27日の後楽園ホール大会、10月29日の大阪・ATCホール大会で募金箱を設置することを発表した。

 さらに、藤波は高山以外にも事故が多発しているプロレス界の現状を危惧し、団体の枠を越えてプロレスラーを支援する組織の設立を提案。「ここのところいろんな団体でケガも増えてきているし、日本プロレス界で真摯(しんし)に受け止めて、偉大なレスラーを支える、組織なり、何かを輪になって作っていく必要があるのかなと思う。自分も45年やってきて、何かの形でお役に立っていきたい気持ちがある。この時期が来たからじゃなく、前々から一つのものが動いていけばと。そういう部分では動かなきゃいけない部分が多くなってくると思う」と、自ら動いていく考えを示した。

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