丸藤がHARASHIMAとKO-Dタッグ奪取 初防衛戦は鉄工所で男色&高木戦

ベルトを奪取したHARASHIMA(左)と丸藤正道
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 「プロレス・DDT」(20日、両国国技館)

 ノアの丸藤正道がHARASHIMAと初タッグを結成し、入江茂弘、樋口和貞組からKO-Dタッグ王座を奪取。初防衛戦は9月20日に宮地鉄工所で行う男色ディーノ、高木三四郎組との工場プロレスが決定的となった。

 丸藤組は体格で上回る王者組の気迫あふれるパワー殺法に圧倒される。だが、スピードを生かした鋭い打撃、初タッグとは思えない連携技などで反撃。大熱戦は最後、丸藤が入江にHARASHIMAの背中を踏み台にしてのヒザ蹴り虎王、不知火をたたみ掛け、続けざまにHARASHIMAがランニングダブルニーアタックの蒼魔刀をたたき込んで入江の息の根を止めた。

 だが試合後、丸藤とHARASHIMAが勝利のマイクアピールを行っているところに、この日の興業でDDTのプロデューサーに就任した男色ディーノが登場。「勝利の余韻に浸りたいんだろうけど、見ている人にネクスト(次)の夢を提供するのが私の仕事なんでね」と初防衛戦の相手に名乗り出た。

 そして、パートナーとして高木三四郎を呼び出し、初防衛戦の舞台に9月20日の宮地鉄工所での工場プロレスをぶち上げた。これに丸藤は困惑しながらも「オレはいい。でも、オレの会社は何て言うかな」と返答。すると、リングサイドで観戦していたノアの内田雅之会長が「面白いじゃないですか。今年のノアはガンガン、チャレンジしますよ」と迷わずゴーサインを出した。

 すんなり話が進んだことに、丸藤はまたも困惑したものの「むちゃくちゃ面白いじゃないか。こうなったら、路上でも工場でもやってやるよ」と宣言。男色が「DDTへようこそ」と呼びかけ、両者の対戦が決定的となった。

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