20歳のJKボクサー小村楓香が日本王座王手もKO逃し悔し涙…

 「ボクシング・女子ミニフライ級6回戦」(11日、枚方市総合体育館)

 日本女子ミニフライ級初代王座決定トーナメント準決勝が行われ、同級5位の小村楓香(20)=グリーンツダ=が同級7位の一村更紗(21)=堺東ミツキ=に3-0で判定勝ちし、デビュー5連勝(2KO)とした。

 試合後の控室では涙がこぼれた。「全然ダメでした。空振りが多過ぎて」。小村は1回に「初めての手応え」という右ストレートでダウンを奪う上々の滑り出しも、詰めの甘さからKOを逃した。この一戦に向けて「泣くくらい練習してきた」からこそ、成果を出し切れなかったことが何より悔しかった。

 それでも悲願の日本王座に王手を懸けた。府立門真西高に通う3年生。“やんちゃ”を繰り返し、2度の留年を経験した“20歳のJKボクサー”は「ベルトを持って卒業」という夢にあと1勝と迫った。

 年内に予定される王座決定戦ではデビュー8連勝中で同級1位の矢吹純(協栄)と対戦する。小村は全勝対決に向けて「この何年かで一番大事な試合になる。今のままじゃ100%勝てない。倍くらい練習したい」と、涙の乾いた目で決戦を見据えた。

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