防衛戦の小国と田中恒成がスパーリング 互いに刺激受ける

スパーリングを終えた小国以載(右)と田中恒成
2枚

 9月13日にエディオンアリーナ大阪でダブル世界戦を行うIBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(角海老宝石)と、WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(畑中)が3日、東京・大塚の角海老宝石ジムで2ラウンドのスパーリングを公開した。鋭い左ジャブを突く小国と、素早いステップでポジションを変えながら手を出す田中の攻防は見応え十分だった。

 初めて田中とグローブを交えた小国は「足が速いしフェイントがあるし、カウンターもあるし、強かった」と7歳年下の王者に舌を巻いた。田中も「ジャブがすごい。中に入れない。くぐってもカウンターが出てくる」と強さを実感。互いに防衛戦に向け刺激し合っていた。

 メインに登場する小国は同級3位で指名挑戦者の岩佐亮佑(セレス)と初防衛戦。「高校時代に負けているので苦手意識はある。実際怖いね」と慎重な口ぶり。世界戦発表会見では本人を前に「子供が苦手なピーマンみたいな選手」と表したが「作戦は固まっている。チンジャオロースにしてもらう」と料理するつもりだ。前日まで5日間の沖縄合宿で走り込み、今後はサウスポーとのスパーリングで仕上げていく。

 セミファイナルの田中は同級14位のパランポール・CP・フレッシュマート(タイ)を迎え、2度目の防衛戦。「年末に(WBA世界同級王者の)田口(良一=ワタナべ)さんと統一戦をやりたいので、いい内容で結果を出したい。KOですね」と話した。

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