田口に挑むバレラ「日本ではKOしないと勝てないと言われている」
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(23日、大田区総合体育館)
王者・田口良一(ワタナベ)に挑む同級1位、ロベルト・バレラ(コロンビア)が20日、東京・五反田のジムで練習を公開した。 世界初挑戦だが「準備万端だ」と落ち着いた表情。15年に田口に挑戦したルイス・デラローサ(コロンビア)のスパーリングパートナーを務めており「その時に田口の研究はした。戦い方は分かっている」と自信を見せた。
ひんぱんにスイッチを繰り返すのが特徴。「もともとはオーソドックススタイル。構えは相手による。サウスポーに対して左で構えることが多い。すべてのパンチに自信があるので、一つだけ挙げられない」と豪語した。
7人兄弟の末っ子で、兄のロナルドが06年にWBA世界ミニマム級王者の新井田豊(横浜光)に挑戦して判定負けしている。「兄には日本ではKOしないと勝てない、と言われている」と、背中を押されて来日した。「田口と激しい打ち合いになるだろうが、勝つのは一人。それはバレラだ。ベルトをコロンビアに持って帰る」と断言した。