帝里木下、王座奪取へ自信 パッキャオの前座も「関係ない」

 「ボクシング・IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月2日、ブリスベン)

 IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(25)=フィリピン=に挑戦する同級3位の帝里木下(31)=千里馬神戸=が20日、神戸市内の所属ジムで練習を公開し、東洋太平洋2位のフィリピン人選手を相手に3ラウンドのスパーを行い、ミット打ちなどで汗を流した。

 2度目の世界挑戦は5万5000人収容のスタジアムで6階級制覇王者パッキャオ(フィリピン)の前座とあって、異様な雰囲気も予想されるが「どうせ言葉も分からないので関係ない」と動じない。

 14年7月の世界初挑戦はゾラニ・テテ(南アフリカ)に完敗を喫したが、「前より一回りも二回りも大きくなった」と自信をにじませた。千里馬会長も「テテ戦の100倍調子がいい。何の心配もしていない」と世界奪取へ太鼓判を押した。

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