井上尚弥V6戦で9・9米国上陸 「スターになるための第1歩」本田会長も大興奮

 米国での防衛戦に向けた記者会見で、ポーズをとる井上尚弥。右は元世界4階級王者ローマン・ゴンサレス
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(9月9日、米国)

 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24)=大橋=が6度目の防衛戦を米国で9月9日(日本時間10日)に行うことが19日、都内で発表された。挑戦者はWBOバンタム級7位のアントニオ・ニエベス(30)=米国=で、開催地は西海岸が有力。井上尚にとって今後を占う大事な一戦となる。また、同日は3月以来の再戦となるWBC世界スーパーフライ級王座戦、王者シーサケット・ソールンビサイ(30)=タイ=対ローマン・ゴンサレス(30)=ニカラグア=がメインで行われる。

 待ちかねていた大舞台がついに巡ってきた。井上尚が本場・アメリカに進出する。プロモーターの本田明彦帝拳ジム会長は「こちらから(日本人選手を)売り込むことはあっても、向こうから来てほしいという声が殺到するのはまずない。すごい注目度だ」と、米ケーブルテレビ大手HBOが中継する期待の一戦を絶賛した。

 井上尚は「正式に聞いて、ワクワク感と楽しみがあります。スターになるための第一歩と思った。アメリカは結果次第。どれだけお客さんを楽しませるかで人気が出る。単純なイメージ」とKOを意識している。

 初めての海外での試合となり、父親でトレーナーの真吾氏は調整や時差を不安要素として挙げる。だが、井上尚は「まずは勝つことが重要だが、その中でKOなり、盛り上げる場面を魅せたい。必ずいい試合をして次へつなげたい」と、勝つことは当たり前、その上でのパフォーマンスまで考えている。

 今回、注目の対決が期待されていた元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレスと同じ興行のリングで、セミファイナルを闘う。ウエートの問題で、対決が今後実現するかどうかは微妙だが、ゴンサレスのカルロス・ブランドン・マネジャーは「将来的には、井上との試合を望んでいる」と言う。井上尚は「闘えれば光栄です。今回、お互いにいい試合をして、そういう話になれば」と前を見据えた。

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