帝里木下、豪州5万5千人スタジアムで世界挑戦!運命のつながり…パッキャオと競演

 「ボクシング・IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月2日、ブリスベン)

 IBF世界スーパーフライ級3位の帝里(ている)木下(31)=千里馬神戸=が8日、神戸市役所で会見し、7月2日にオーストラリア・ブリスベンのサンコープ・スタジアムで同級王者ジェルウィン・アンカハス(25)=フィリピン=に挑戦することを発表した。メインではWBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(38)=フィリピン=の初防衛戦が行われ、5万5000人を収容する会場で全世界が注目する興行となる。

 判定負けした2014年7月のゾラニ・テテ(南アフリカ)戦以来、2度目の世界挑戦となる帝里。悔しさからテテ戦の映像も見ていないという。「あの時は後悔しか残っていない。タイトルマッチをする覚悟が足りなかった。今回すべて出し切る」と引退覚悟で乗り込む決意を示した。

 6階級制覇のスーパースター・パッキャオと同じ舞台に立つ。「パッキャオは12月17日が誕生日。実は僕も、(武本弘樹)トレーナーも同じ12月17日生まれなんです。ようつながったなと…」と運命の結びつきを吉兆ととらえた。

 ラグビー元日本代表FB五郎丸歩がかつて所属したスーパーラグビー・レッズの本拠地で、ラグビーW杯にも使われた巨大スタジアムが決戦の舞台。千里馬啓徳会長は「帝里はスタジアムで試合するのは得意なんです。なぜなら(小、中学時代)サッカー部だったから」と笑わせたが、本人も雰囲気に飲まれるつもりはない。「国内も国外も一緒。自分のコンディションを整えるだけ。大観衆も楽しみでしかない」と言い切った。神戸ポートタワーホテルの社員で、レストランのフロアマネジャー。ホテルマンが夢とベルトをつかむため、南半球のリングへ向かう。

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