退任のフジ亀山社長、ボクシング村田再戦実現なら中継希望「敏感に反応していく」

 6月に退任するフジテレビの亀山千広社長が26日、最後の定例記者会見に出席した。20日に同局の中継で開催されたボクシングWBAミドル級世界王座決定戦で、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太が“疑惑の判定”で敗れたことを受けて質問に答えた。再戦が実現した際、「当然、そういう動きに関しては敏感に反応していくんだと思います」と、フジテレビとしてもサポートを続けていく考えを示した。

 村田の中継は「家でビールをのみながら」1人の視聴者として見ていたという。判定については「ショックだった」というが、それ以上に、敗戦を淡々と受け入れた村田の振るまいに感銘を受けたといい、「人としてすごいなと。トップアスリートというのは、そういう精神力を持っていないといけないんだなと。自分と戦っているんだというのを聞いた時に、その方が興奮してぞくぞくしました」と感想を述べた。

 試合では、村田はアッサン・エンダム(フランス)を相手に4回にダウンを奪った。相手のパンチもブロックし有効打を与えていないように見えたが、判定の結果は1-2でエンダムの勝利。WBAのメンドーサ会長が村田の勝利だったと意見を表明した上で再戦要求をし、エンダムの勝利としたジャッジ2人には資格停止6カ月の処分が下されるなど、物議を醸している。

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